メッキ製造 遠州クロム

メッキの知識

メッキの起源

メッキの起源は、紀元前1500年ごろ、メソポタミア北部で鉄器に溶融すずメッキが、その後、水銀に金等を溶かし「水銀アマルガム法」として、古代エジプト、アラビア、ヨーロッパ、東洋へ、装飾品・仏像等に施したメッキ品が見つかっています。日本へはシルクロードを渡り、中国、朝鮮から伝わりました。

日本では、西暦752年に東大寺の大仏がこの「水銀アマルガム法」で金メッキがされたと伝えられています。

メッキの起源

メッキの目的

メッキには大きく分けて、3つの目的があります。

  1. 外観を美しくする(装飾メッキ)
  2. 機能を与える(機能メッキ)
  3. 錆びないようにする(防錆メッキ)

以上の3つです。

その中で、弊社が手がけているメッキは、機能メッキとして、耐磨耗性、耐食性、耐熱性に富んだ硬質クロムメッキ、無電解ニッケルメッキ、防錆メッキとして、亜鉛メッキ+光沢クロメート(ユニクロ)であり、装飾メッキの様な派手さは有りませんが、見えないところで「キラッ」と光る表面処理技術です(弊社では、現在、装飾メッキは取り扱っておりません)。

メッキの目的

メッキの種類

メッキには、電気メッキ法、化学メッキ法、置換メッキ法、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、化学蒸着法等があります。弊社では電気メッキ法、化学メッキ法の2種類を手がけており、硬質クロムメッキ、無電解ニッケルメッキ、 亜鉛メッキ+光沢クロメートがその対象です。

1、電気メッキ法

品物表面に、付着させたい金属陽イオンを含む溶液中に、品物を陰極として浸けこんで、金属を電気的に陰極表面へ析出させるメッキ方法です。主に電気が流れやすい製品(鉄、銅等)にメッキします。

~弊社メッキ:硬質クロムメッキ~

2、化学メッキ法

外部からの電気を用いないで、金属塩溶液から金属を被メッキ面へ析出させるメッキ方法です。化学メッキ法には置換メッキと化学還元メッキがあります。

~弊社メッキ:無電解ニッケルメッキ~

メッキの種類

硬質クロムメッキ

機械部品に最も多く用いられているメッキです。

電気メッキの中ではビッカース硬度Hv800~1,000と、高硬度を持ち、通常の電気メッキの中では最も高く、熱処理鋼や窒化鋼等よりは極めて硬度が高いです。

耐摩耗性に優れるため、ボルト、ナット、歯車などの小さなものから、切削工具、金型、ピストン、治具などの中型製品、建機用ロボット船舶ロボットなど大型の製品にもメッキされています。

メッキ厚が5μm以上のものを硬質クロムメッキと称し、厚いものは100μmのメッキも可能です。

特徴

  • 硬さがHv800~1,000と高い
  • 耐磨耗性に優れている
  • 摩擦係数が低い
  • 離型性が良い
  • 耐食性に優れている

無電解ニッケルメッキ

電気を使わずに薬品の還元力を利用したメッキです。

メッキ液に含まれる還元剤の酸化によって放出される電子により、液に含浸することで被メッキ物に金属ニッケル皮膜を析出させます。このメッキ方法はカニゼンメッキとも呼ばれます。電気メッキのように通電を必要としないため、プラスチックやセラミックスのような不導体にもメッキが可能です。素材の形状や種類にかかわらず均一な厚みの皮膜が得られます。電気メッキのニッケルメッキよりも硬く、更には熱処理を加えることで、硬質クロムメッキに匹敵するぐらいの硬さに変化します。

特徴

  • 耐食性に優れている
  • 液の安定性に優れている
  • 素地全面にメッキできる
  • 均一な膜厚が保てる
  • 熱処理により高硬度になる

メッキ工程

メッキ工程には大きく5つに分かれます。

前段取りでは、素地を受け入れたときのキズや打痕をチェックしたり、治具へ製品を吊るす作業が発生します。

前処理工程では、一般的に、予備脱脂、本脱脂、水洗、酸洗、水洗、電解洗浄、水洗、酸活性化、水洗が行われます。

各種メッキを行った後は、再度、水洗、活性化、水洗、乾燥となり、後作業として、治具取り外し、検査を終えて梱包となります。メッキの種類によって、その他、エッチング、熱処理、クローメート処理等が加わります。

メッキを施す時間よりも、前処理や後処理工程に費やす時間が多いですが、メッキ皮膜の着きを良くするためには欠かせない工程です。

メッキ工程

電気メッキの記号

JIS記号でメッキ処理が表示されている場合、このそれぞれの記号が何を意味するものかを簡単に説明します。 

電気メッキの記号

  1. メッキを表す記号 : 電気メッキの場合”Ep”、無電解メッキの場合は”ELpにて区分けする。
  2. メッキする素地を表す記号 : ”Fe”といえば鉄の元素記号を表す。
  3. メッキの種類を表す記号 : ”Cu”は胴メッキを施す。”Ni”はニッケルメッキ、”Cr”はクロムメッキを施す。
  4. メッキ皮膜の厚さを表す記号 : ”20”は20μm、 ”25”は25μmの皮膜指示となる。
  5. メッキのタイプを表す記号 : ”b”は、光沢ニッケルメッキを施す意味。”r”は普通のクロムメッキを施す意味。
  6. 使用環境を表す記号 : ”A”は、腐食性の強い屋外環境を意味する。

無電解ニッケルメッキへの熱処理

無電解ニッケルメッキの通常の表面硬さはHv500~600位ですが、350~400℃でメッキ後、熱処理を行うことで更に高い硬度を確保することが出来ます。

全面メッキがを特徴としている上に、硬質クロムメッキに匹敵する硬さを確保できますので、広い分野に使用することが可能です。

無電解ニッケルメッキへの熱処理

エッチング処理

エッチングとは、金属の表面や形状を、化学的あるいは電気化学的に溶解除去する処理です。これにより表面介在物を取り除くことができます。

例えば、アルミニウム表面には巣穴やピンホールなどの表面欠陥や様々な機械加工によって出来た加工変質層が存在し、このような場合、 メッキを施しても均一な皮膜が形成できず、製品品質を損なう場合があります。 そのためにメッキ工程の前処理として、素地とメッキの密着性を高めるためにエッチングを行います。

エッチング処理

安心安全の保証体制

弊社は、顧客ニーズ、期待を明確にし、顧客の要望事項に応えるよう、常に高い品質の製品の提供を行います。

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徹底した環境保全

産業活動を行う弊社だから。
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